笹のような葉とカラーに似た白い大ぶりの花が特徴のスパティフィラムは、華やかな中にも清らかで落ち着いた雰囲気の佇まいがあります。スパティフィラムの花の特徴と育て方、花言葉や誕生花についてご紹介しましょう。
目次
スパティフィラムの特徴
スパティフィラムは、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる、白くつやのある花が特徴的で、多年生の熱帯植物。カラーはろうと型ですが、スパティフィラムの仏炎苞(ぶつえんほう)は先がとがった円形をしています。
花の白と葉っぱの深緑色の取り合わせが涼しげなところから夏の観葉植物として、風水的にも縁起が良いといわれており贈り物や切り花としても大変人気がある花の一つです。
開花時期は長く暑さにも強いので、育てやすい植物ですが、寒さと乾燥には弱い植物。春から秋は明るい日陰で、冬は窓越しに光が当たる室内等で育てるといいでしょう。多年草なので、毎年花を咲かせてくれます。
科名 | サトイモ科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | ササウチワ(笹団扇)、スパシフィラム |
原産地 | 熱帯アメリカ |
高さ | 30~100cm |
花期 | 5~10月 |
増やし方 | 株分け |
スパティフィラムの育て方
スパティフィラムは半日陰を好む植物で、直射日光に当てると葉焼けを起こして汚くなるので注意します。春から秋は明るい日陰で、冬は窓越しに光が当たる室内等で育てます。また、暗すぎる場所だと花が咲きにくくなります。
水やりと肥料
スパティフィラムは多湿を好むので葉水を与えますが、土の過湿は嫌います。鉢土が乾いてからたっぷり水を与えますが、夏場の7月から9月中旬までは、鉢土が乾く前にも与えてください。
庭植えの場合も、夏の晴天が続いて葉がしおれてきたら、毎日の水やりが必要です。冬は乾かし気味に管理します。
よく開花させるには、十分な肥料を与えましょう。春から秋の成長期には、緩効性の置き肥を規定量よりやや多めに施します。
液体肥料を2週間に1回程度与えてください。
病気と害虫
丈夫な植物なので病気は特にありませんが、乾燥期にはハダニが、また風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあるので注意します。
植えつけ、植え替え
根の発育が旺盛なので、根詰まりすると花が咲きにくくなったり、葉色も悪くなります。回避するには1~2年に1回は植え替えを行うといいでしょう。
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スパティフィラムの花名の由来
スパティフィラムの花名は、ギリシャ語の「spathe(仏炎苞)」と「phyllon(葉)」が語源といわれ、スパティフィラムの印象的な佇まいをよく表しています。
スパティフィラムの花言葉と誕生花
スパティフィラムの花言葉はほとんどが白く清々しい美しい花姿の清楚な雰囲気にちなんでいます。
写真:ハイシィさん(写真AC)
花言葉:「上品な淑女」「清らかな心」「清々しい日々」「包み込む愛」
誕生花:8月30日 9月1日 12月1日 12月23日
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