ランタナ( Lantana)の特徴と育て方 花名の由来 花言葉や誕生花

ランタナ(Lantana)の特徴と育て方 花名の由来 花言葉や誕生花
ランタナは多数の小花が集まって一つの花をつくるという小さな紫陽花に似た花です。ランタナの特徴や育て方、花言葉と誕生花についてご紹介します。

ランタナの特徴

ランタナは多数の小花からなる散形花序をつけ、開花後、時間がたつと次第に花色が変化するタイプと変化しないタイプがあります。花色が変わるタイプでは外側と内側では花色が異なり内側が新しいということに。開花時期がアジサイと重なり葉の形も似ていますが、アジサイとは全く別種で全体的に小さく花の色は派手で切り戻すと長く楽しむことができます。

ランタナには低木状になるもの、鉢向きのコンパクトなブッシュ状の樹形になるもの、ほふく性のものなどがあります。開花期間が長く、丈夫なので鉢物としてよく流通するほか、花壇などにも利用されています。寒さにも比較的耐えるので、関東地方南部では戸外でもよく冬越しします。

日本では「繁殖力が強いので植えない方が良い」と言われていますが、海外ではランタナを雑草扱いしている国もあるようで可愛らしい花なのに残念ですね。

科名 クマツヅラ科
種類 常緑小低木
別名 シチヘンゲ(七変化)、ランタナ・カマラ
原産地 熱帯アメリカ、ブラジル
高さ 30~120cm
花期 6月~9月
増やし方 さし木

 

ランタナの育て方

ランタナは半日陰でもよく育ちますが、日光に当てたほうが花つきがよくなり、株姿もコンパクトにまとまります。夏でも暑さに負けずに元気に長期間開花するので、花壇にも最適です。

戸外で冬越しさせたい場合は、水はけのよい場所に植えるとよいでしょう。株の掘り上げは、10月中に済ませるようにしてください。

ランタナの水やりと肥料

水やりは鉢土の表面が乾いてから与えますが、冬は乾かし気味に管理します。多くの花が開花している鉢の場合ですが、夏に乾燥する日が続く場合は乾燥も早いので毎日水を与え、水切れに注意します。
庭植えした場合は、根づけば水やりの心配はほとんどありません。

肥料については春から秋の成長期に三要素(チッ素のN・リン酸のP・カリのK)を等量か、リン酸分がやや多めの肥料を規定量置き肥として施します。
よく開花しているときは肥料を多く必要とするので、液体肥料も併用して施してください。庭植えにした場合は、生育がおう盛になりすぎるので、肥料は春と秋の2回施す程度がよいでしょう。

ランタナの病気と害虫

ランタナは病害虫の心配は特にありません。

ランタナの植え付けと植え替え

植えっぱなしにして根詰まりすると生育が衰え、花つきが悪くなりますので、1~2年に1回は、植え替えを行うようにします。
挿し木は5月から9月に枝を2節ほど切って、バーミキュライトや鹿沼土などの清潔な用土にさします。参考:みんなの趣味の園芸

 

ランタナの花名の由来

ランタナの名前は学名の「Lantana」に由来します。 学名の「Lantana」は、古いラテン語の「Lantare(曲がる)」が語源との説と、植物の「Viburnum Lantana(ビバーナムランタナ)」の花に似ているとの説があります。

和名のシチヘンゲ(七変化)ですが、鮮やかな色の花をつけ、その色が次々と変化することに由来します。紫陽花に見た目も和名も似てますね。
 

ランタナの花言葉と誕生花

花言葉「協力」と「合意」は、ランタナの小さな花が集まって咲く様子が、また「厳格」はランタナの茎にあるトゲが由来となっています。

次々と花色を変えながら咲く姿はランタナの魅力でもあるのですが、この姿からは「心変わり」という花言葉がつけられました。
可愛らしい花を咲かせるランタナですが「花言葉が好ましくない」「庭に植えてはいけない」と言われています。

ランタナ(Lantana)特徴と育て方 花名の由来 花言葉や誕生花
写真:ばっどばつまるさん(写真AC)

花言葉:「協力」「合意」「厳格」「心変わり」

誕生花:10月27日、11月9日

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