スミレの花

スミレ(violet)の特徴と育て方や花言葉 誕生花

スミレの特徴

スミレは温帯を中心に世界中に分布しており、その数 400種以上、日本各地にも60種類以上が自生しているとされています。

無形種と有茎種があり、一般にパンジーなど園芸種を除いた、スミレ科スミレ属の花グループを「スミレ」と呼ぶようです。

道端や草地によく咲いてる素朴で可憐な小さな花として、万葉時代から親しまれており、野生のスミレの最もよく見られるのがタチツボスミレ。

5弁花で、唇弁の背後が距(きょ)という細長い袋状になっているのが特徴とされ、早春に芽を出して根元、または葉のわきから伸ばした花柄の先に直径1~2cmの淡い紫色の花を一輪つけます。

花色は紫の他、白、黄、青、ピンクなどがあります。

科名 スミレ科
種類 多年草
別名 スモウトリクサ(相撲取草)、タチツボスミレ(立坪菫)、ホンスミレ(本菫)
原産地 全世界の温帯地方
高さ 10~30cm
花期 3~4月
増やし方 タネ、根伏せ、株分け

 


 

スミレの育て方

自生地の環境に合わせた日当たりで育てます。元肥の他、発芽以降は液体肥料を追肥しお礼肥も施します。

夏に葉が日焼けしたり黄ばんだりする場合は、少し遮光(20~30%)をするか、午前中は明るい日陰へ移します。庭植えの場合は何よりも日当たりのよいことが第一条件で、芝生の中などが適しています。

水やりですが、鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。庭植えのものはよほど乾燥が続かないかぎり必要ありません。
夏に枯れてしまうことがあるので、花後に必ず植え替え、根だしを促します。

短命種が多いので閉鎖花の種をとっておきこれを撒きます。

※閉鎖花
スミレは花が咲いた後はほとんど実を結びません。
花の時期が終わると、閉鎖花(へいさか)といって花の開かない(つぼみの状態で自家受粉する。これを閉花受精という)花ができ、その中で種子をつくり、熟したものがはじけて飛び、生えて増えます。

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スミレの花名の由来

属名ヴィオラは、香りの強い花全般を表すラテン語の言葉から。
ギリシャ神話の乙女イオに由来するギリシャ語イオン(ion)とする説もあるようです。

花名のスミレは、花の形状が墨入れ(墨壺)に似ていることに由来し、寿美礼(すみれ)は墨入れが転訛した言葉で、万葉集に書かれた漢字名といわれています。

 

スミレにまつわる神話

ギリシャ神話に出てくるスミレの誕生伝説を紹介します。

ゼウスは妻の神殿に仕える美しい女性のイオに魅了され深く愛していました。

しかし、嫉妬深い妻の怒りをかわないようにイオを牝牛に変えてしまいます。

ある日、ゼウスはイオが雑草を食べてる姿を見てかわいそうに思い、野原一面にスミレの花を咲かせてあげます。

ひっそりと咲くスミレは、イオのイメージそのもの。ゼウスはイオの澄んだ瞳の色が忘れられず瞳に似た花を作ったのでした。

また、牝牛にされたイオが空腹のあまり唇を草に近づけると、その吐息で最初のスミレが生まれたという説もあるようです。

 

スミレは愛の象徴

スミレはナポレオンの妻、ジョセフィーヌが愛した花として有名です。ナポレオン1世(1769~1821)と最初の妻ジョセフィーヌ(1763~1814)との愛の絆を象徴するのがスミレの花。

ウエディングドレスにはスミレの刺繍を施し、結婚記念日や妻の誕生日にはスミレの花束を贈り、離婚後もスミレの花を届け2人の友情はずっと続いたと伝えられています。

ナポレオン自身もスミレが大好きだったようで、エルバ島に流される時は、「スミレの花が咲くころに戻ってくる」と約束し彼の支持者のシンボルにもなったそうです。

ナポレオンの最期の言葉は「フランス!…軍隊!…軍隊のかしらに…ジョゼフィーヌ!」。そして死語身に着けていた金のペンダントの中身はジョセフィーヌの墓から自ら摘んだスミレの押し花だったと伝えられています。

ちなみにジョセフィーヌはダリアが大好きだったことでも有名。
 

スミレとキリスト教

西洋では、バラ、ユリ、スミレはトリオで、バラは「美(beauty)」を、ユリは「威厳(majesty)」を、スミレは「謙虚(modesty)」と「誠実(faithfulness)」をあらわすといわれ、この3つを兼ね備えたひとが理想の女性といわれます。

スミレは聖母マリアに捧げられる花のひとつで、多くの花々のなかで特別に扱われています。

 

スミレの花言葉

「誠実」は花の青色から誠実さ、貞潔を表し、変わらない愛を約束し、恋人にスミレの花束を贈ります。

「質素」は、誕生伝説からイオを象徴し、「謙遜」「奥ゆかしさ」は道端にひっそりと咲く姿から。

「臆病な人」は花が首を垂れて咲く花姿に由来し、「儚さ」については、一説にスミレは白い花でしたが、エロスが愛の矢を落とし、花びらが傷ついて紫色になったことが由来とされています。

スミレの花
写真:ぺてさん(写真AC)

スミレの花言葉:「謙遜」「誠実」「小さな幸せ」「可憐」「奥ゆかしさ」「儚さ」「臆病な人」「質素」

紫のスミレの花言葉:「貞節」「愛」

白いスミレの花言葉:「純潔」「謙遜」「あどけない恋」「無邪気な恋」

黄色いスミレの花言葉:「田園の幸福」「つつましい喜び」

ピンクのスミレの花言葉:「愛」「希望」

青のスミレの花言葉:「要人深さ」「愛情」

スミレの誕生花:1月9日 2月4日 3月19日 2月21日 2月27日 2月28日

紫のスミレ:1月8日 1月9日 2月21日 3月1日

ピンクのスミレ:1月6日

白のスミレ:1月6日 1月10日 1月15日 2月6日 3月24日

黄色のスミレ:1月9日 1月18日 2月6日

青のスミレ:1月8日

 

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