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マツバボタンの特徴
マツバボタンは南米原産の暑さと乾燥にとても強い花で、真夏の直射日光に照らされ、赤や紅、白や黄色の色鮮やかな花を咲かせる一年草です。
葉っぱは多肉質の針状で、茎の先にミニサイズの牡丹に似た花を咲かせ、一重咲きと八重咲きがあります。
茎が這うように広がり、枝分かれしながら咲き続け、花壇やコンテナはもちろん、砂利道のわきや敷石の間などの乾きやすいところでもよく育ちます。
朝に咲かせ、昼には閉じるという一日花ですが、次々と途切れることなく花を咲かせ楽しませてくれます。
原産地では「11時の花」と呼ばれていますが、園芸品種では花がしぼむのが遅く、夕方ごろまで開くように改良されています。
科名 | スぺリヒユ科 |
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種類 | 一年草 |
別名 | ツメキリソウ(爪切草)、ヒデリグサ(日照草)、ホロビンソウ(不亡草) |
原産地 | ブラジル |
高さ | 30cm以下 |
花期 | 6~8月 |
増やし方 | 挿し芽、種まき |
マツバボタンの育て方
マツバボタンは、強い直射日光と高温が必要なのでひなたで育てます。
水やりも庭植えだとほとんど必要ありません。
鉢植えだと、用土が乾いてからたっぷり水を与えますが、やりすぎると根腐れを起こすので過湿に注意します。
種まきは4月中旬から6月頃。挿し芽で増やすこともでき、肥料は元肥で十分です。
害虫も特にありません。
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マツバボタンの花名の由来
朝 次々と咲き、昼には閉じるという一日花のマツバボタンを、原産地では「11時の花(eleven o’clock)」と呼んでいます。
学名のポルトゥラカは「入口」を意味する語に由来し、実が熟すと蓋が取れて口が裂けるように開く様子から。
和名の『松葉牡丹』は、多肉質の葉は松の葉に似た細くとがった形状で、花はぼたんに似てることが由来。
別名のツメキリソウ(爪切草)は、爪で茎を切って土にさしても根づくことにちなみ、ホロビンソウ(不亡草)は、年々種が零れて新たな花が生えだしてくることからこう呼ばれている。
また面白いのが、北原白秋の故郷(福岡県柳川市)では、ロンドンと呼ばれ、歌集の霧の花では「いと高き 君がよき名ぞ忍ばるる 赤きロンドン 赤きロンドン」という歌があります。
マツバボタンの花言葉
「無邪気」「可憐」はマツバボタンの可憐で可愛い花姿が由来で、肉厚な葉や茎には貯水能力があるため、日照りや乾燥にもよく耐えうる花であるということから「忍耐強さ」。
一年草の花だが一度植えておくと種がこぼれて毎年生えてくることからから「不滅」という花言葉が生まれました。
写真:サトチさん(写真AC)
マツバボタンの花言葉:「無邪気」「可憐」「忍耐強さ」「不滅」
マツバボタンの誕生花:7月27日 8月2日 8月3日 8月18日 8月21日 11月5日