春から秋まで楽しめるマダガスカルジャスミンは、その名の通りジャスミンのような香りが印象的な花。濃い緑の葉から、白い5弁花の筒状の花を咲かせます。ブーケのお花としても愛されるマダガスカルジャスミンの特徴と育て方や花言葉 誕生花をご紹介しましょう。
目次
マダガスカルジャスミンの特徴
香りがジャスミンに似ていることから、マダガスカルジャスミンという名前がついていますが、実はジャスミンはモクセイ科、マダガスカルジャスミンはガガイモ科で、全く別の植物です。
常緑のつる性、低木で、葉は艶やかで固くて光沢があり、花は真っ白で筒状に長く先端が5枚に分かれて開きます。春~夏まで長期間花が咲き続け、支柱に絡まって伸びていきます。一般的にあんどん仕立ての鉢植えとしてよく出回っていますが、ジャスミンの香りから室内でインテリア的に育てる人もいます。
まれに直径10cmほどの実をつけることもありますが食用ではありません。剪定などで茎を切ると白い液が出、マダガスカルジャスミンを剪定するため茎を切ると白い液がでますが毒があるため、肌につくとかぶれるので気をつけましょう。
科名 | ガガイモ科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | アフリカシタキヅル(阿弗利加舌切蔓) |
原産地 | マダガスカル |
高さ | 2m |
花期 | 4~9月 |
増やし方 | 挿し木 |
マダガスカルジャスミンの育て方
マダガスカルジャスミンは、日当たりがよい場所を好みますが、夏、暑さが厳しい場合や斑入りの品種は葉が焼けるので、鉢植えは午前中だけ日光が当たる半日陰のような場所へ移動させます。冬は室内に置いて下さい。
水やりと肥料
鉢土の表面が乾いてからたっぷり水を与えますが、冬は乾かし気味に管理します。
春から夏の成長期には、緩効性化成肥料を規定量施します。
病気と害虫
病気は特にありませんが、
枝が込み合うとカイガラムシが発生したり、新芽付近にアブラムシが発生することがあります。
植えつけ、植え替え
鉢植えは2年に1回程度、春に枝を切り戻すと同時に、鉢土を1/3程度落として新しい用土(水はけのよい用土)で植え替えます。
枝を切ることで、その後枝の数が増えて、たくさんの花を咲かせることができます。
マダガスカルジャスミンの花名の由来
原産国がマダガスカルでジャスミンに似た香りを持つことに由来します。ただしジャスミンとは別物の植物です。
マダガスカルジャスミンの花言葉と誕生花
花言葉の「清らかな祈り」「愛される花嫁」「二人で遠くへ旅を」などは、白く清楚な雰囲気を漂わせる花が、白のドレスを身にまとった花嫁の姿を連想させることが花言葉の由来となりました。
写真:この花さん(写真AC)
花言葉:「清らかな祈り」「愛される花嫁」「二人で遠くへ旅を」「うぬぼれや」
誕生花:3月21日
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