紫の花をつけるアクイレギア

アクイレギア(糸繰草 オダマキ Aquilegia )の特徴と育て方 名前の由来と花言葉 誕生花

ユニークな花姿が特徴のアクイレギアは和名でセイヨウオダマキともいわれ親しまれています。

アクイレギアの特徴と育て方や花言葉をご紹介しましょう。

アクイレギア(セイヨウオダマキ)の特徴

アクイレギアはオダマキの名前で親しまれて、アクイレギアは知らなくてもオダマキといえば知ってる方も多いと思います。

日本でも古くから親しまれている花で、外側に広がる5枚は萼(ガク)で、内側の5枚が花弁。

長く栽培されてきたため白花や桃色、紫色、赤紫、黒紫色など花色の変異も豊富です。

大きく日本原産のミヤマオダマキとヨーロッパ原産のセイヨウオダマキの系統に大別され、主に流通しているのはアクイレギア・ブルガリスという和名のセイヨウオダマキで、ヨーロッパ原産の多年草です。

日本産のオダマキと区別して「セイヨウオダマキ」と呼ばれ、ミヤマオダマキの控えめな美しさに対し、大型であでやかな花色と八重咲などの品種も多いです。

科名 キンポウゲ科
種類 多年草
別名 アキレギア、オダマキ(苧環)、イトクリソウ(糸繰草)、西洋オダマキ、
原産地 北米大陸、ユーラシア
高さ 10~90cm
花期 5~6月
増やし方 種まき、株分け

 

 

アクイレギア(セイヨウオダマキ)の育て方

午前中は日なたで、午後は明るい日陰になるような場所で管理します。7月から9月上旬の夏場は30~40%の遮光下に置いて葉焼けや高温障害を防ぎ、冬は北風が当たらないような場所に置きます。

水やりと肥料

表土が乾いたら十分に水を与えます。庭植えの場合は、晴天が続いて乾燥していないかぎり必要ありません。

肥料は植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、4号鉢で三つまみほど施します。3月から9月は、週1回、液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。真夏の間は3000倍程度にしたほうが無難でしょう。

病気と害虫

夏前にうどんこ病が発生しやすくなります。葉の表面に白っぽい粉(胞子)を見つけたら、葉ごとちぎって処分し、被害がひどい場合は、一度葉を切り捨てて再生させるとよいようです。

害虫ではヨトウムシ、ハダニ、アブラムシの発生に注意します。

ヨトウムシは葉や若い蕾を暴食します。主に5月前後と9月前後の春秋2回を中心に発生しますが、温暖な地域では1年中発生する場合もあります。ハダニ、アブラムシは暑くなる夏を中心に発生します。

用土(鉢植え)ですが、水はけのよい土であれば土質を選びません。市販の草花用培養土でもよく育ちます。庭植えの場合は10~20cmほど盛り土してから植えると、生育がよくなります。

植えつけ、 植え替え

適期は芽が出る直前の2月から3月の上旬に、毎年、または1年おきに行います。成長に合わせて時期を問わずに植え替え(鉢増し)を行ってもいいようです。

タネをとる目的がないなら、大部分の花が咲き終わった段階で根元の葉は残して花茎を切り取ってください。

タネの採取は6月から7月に熟して先端が開いた果実を取って、タネを集めまておきます。

 

アクイレギア(オダマキ)の花名の由来

学名のアクイレギアは「水 aqua」と「集める legia」とで水を受けるものという意。花弁の形がジョウロに似ていることに由来します。

和名の「オダマキ(苧環)」は花の形が麻糸を巻く苧環に似ていることに由来。

英名の「コランバイン(Columbine)」は「鳩のような」という意味で、蕾の形が鳩に似ていることから名付けられました。

 

アクイレギア(オダマキ)にまつわる伝説

静御前が敵方の源頼朝(1147~1199)に命じられ、生き別れとなった恋人の源義経(1159~1189)を偲び、舞いながら詠った歌に登場します。

「しづやしづ 賤(しず)のをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな」

(しずよ しずよと繰り返し私の名を呼んだくださったあの人の輝かしかった頃にもう一度戻りたい)

(糸を繰り返し巻いてできる苧環(おだまき)のように、時をも繰り返して、華やかであった昔と悲しい今を変えることができればよいのに)

頼朝は、静が義経を慕う歌をうたったことから激怒しますが、妻の北条政子は「私が御前だったとしてもあのように舞ったでしょう」と言ってとりなしたのだと伝えられています。

敵方の前で 静御前はこの歌を詠ったのですから大したものです。昔の女性の心意気 同じ女性として憧れます。

 

アクイレギア(オダマキ)の花言葉と誕生花

ヨーロッパでは葉を手にこすりつけると勇気が出ると信じられたため「勝利」という花言葉が付いたとされています。

英名の「Columbine」はヨーロッパの道化芝居に登場する、道化役の娘と同じ名前であることから「愚か」という花言葉も付いたようです。

「恋しい思い」「失恋」「あの方が気がかり」は、静御前と源義経の失恋伝説からきたのでしょう。

紫の花をつけるアクイレギア
写真:はせG77さん(写真AC)

群生で咲くアクイレギアの花たち
写真:えんまなさん(写真AC)

花言葉:「勝利」「愚か」「恋しい思い」「失恋」

紫のアクイレギア:「勝利への決意」「失恋」
赤のアクイレギア:「心配」「あの方が気がかり」
白のアクイレギア:「あの方が気がかり」「愚劣たわけ」

誕生花:4月20日 4月27日 5月20日

紫の誕生花:5月10日 5月14日
赤の誕生花:5月2日 6月2日


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