真っ赤なサルビアの花

サルビア(Salvia)の特徴と育て方や花言葉 誕生花

サルビアといえば、燃え立つような濃い鮮やかな赤色の花が特徴の花で、学校や公園の花壇などでよく見ることができます。

丈夫で育てやすく日本の寒さにも強いので、上手に育てると唇形の花が毎年楽しむことができます。

サルビアの特徴

サルビアといえば、燃え立つような濃い鮮やかな赤色の花が特徴。
花は茎の先端に穂になり、筒状の萼から、長い花筒をもつ、唇花が出ます。

サルビアは世界に900種以上が分布すると言われ園芸種を含めると膨大な種類があり、

ビロードのような綿毛に包まれた紫色のがくがあでやかなメキシカンセージ(レウカンサ)、赤い唇形花が愛らしいチェリーセージ(ミクロフィラ)、50cm以上も花穂を伸ばすスペルバなど、見た目も性質も違う種類がたくさんあります。

どれも性質が丈夫で育てやすく日向の花壇におすすめですが、なかでも、最もポピュラーで親しまれているのは、
赤い花を咲かせるS・スプレンデンス(ヒゴロモソウ)で、単にサルビアといえば本種を指すほどです。

花期は夏から秋と長く、他の多くの草花が休む中、夏から秋花壇に色を添えてくれます。

背の高くなるものは花壇の背景に、低いものは寄せ植え鉢仕立てなどにもおおいに活躍してくれます。

サルビアはシソ科の植物で、英名がセージ(Sage)。

なお、セージという呼び名はハーブとして用いられるオフィシナリスの別名ですが、一般的にはサルビア全般の英名として使われています。

ただしロジアンセージのように、植物分類ではサルビアと別の属に分類される植物であるのにセージと呼ばれるものもあるので混乱しがちです。

 

科名 シソ科
種類 一年草、多年草
別名 緋衣草(ヒゴロモソウ)、セージ
原産地 ブラジル(南米)
高さ 30~200cm
花期 5~12月
増やし方 挿し芽、種まき

 

 

サルビアの育て方

サルビアは日当たりを好み、水はけがよく、しかも乾燥しないところが適地です。

生育適温は15~25℃ぐらい。
霜や凍結に弱く、一年草扱いしますが、最低5℃ぐらいを保てば冬越しできます。

夏は30℃以上でも生育しますが、花つきは悪くなります。
中部山岳地方や北日本など、夏の間冷涼なところの方が美しい花が咲く傾向があります。

水切れさせると生育が悪く、下葉が枯れ上がる原因となるので用土が乾き始めたら水をたっぷりと与えます。

花期で分けると、春から初夏に咲くタイプと、そのまま盛夏から秋まで咲き続けるタイプ、秋になり日照時間が短くなると咲くタイプとありますが、

全般的に栽培が簡単で、夏の高温多湿にも強いので、冬を除いて1年中花を楽しむことができます。

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サルビアの花名の由来

学名のSalvia splendensですが、属名サルビアはラテン語の「救う、健康、治療する」を語源とし、古代ローマ時代からこの植物の一種が薬草として用いられたことに由来します。

種小名スプレンデンスは「光輝いた」という意。

ラテン語の”salvus”は、フランスで”sauge”となり、イギリスで”sage(セージ)”に変化。

「sage(セージ)」は、英語で賢人を意味する”sage”と同じ語とされ、花言葉の「尊敬」「知恵」もこれに由来するといわれます。

和名の緋衣草(ひごろもそう)は緋色の衣装をまとったような真っ赤な花の色からきています。
 

サルビアの花言葉

「情熱」「燃える恋心」は、サルビアの花姿が、炎が燃え上がるような華やかな赤い色と形から。

青いサルビアの「尊敬」「知恵」は、花名の由来からきています。

また紫は古代ローマでは貴族が用いる色であったことから「尊敬」の花言葉につながったと考えられています。

真っ赤なサルビアの花
写真:コモンズさん(写真AC) 

涼し気なブルーサルビア
写真:もんでんさん(写真AC)

サルビアの花言葉:「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」

赤いサルビア:「情熱」「燃える恋心」

青いサルビア:「尊敬」「知恵」

サルビアの誕生花:6月7日 7月13日 7月30日 8月6日 8月31日 9月14日 9月19日 10月4日

赤いサルビア:8月7日 9月14日

青いサルビア:8月23日 9月3日 9月14日 9月20日

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