まるで小さな風船みたいな花姿がかわいいカルセオラリアの花。
本当に丸くてコロンとしていてかわいいんです。
そんなユニークなカルセオラリアの特徴と育て方、花言葉をご紹介しましょう。
目次
カルセオラリアの特徴
チリ、メキシコ、ペルー、ニュージーランドなどが原産のカルセオラリアは、袋状の花の形から「キンチャクソウ(巾着草)」の名前で親しまれ、ユニークでおもしろい植物です。
カルセオラリア属には400種ほどがあり、大きさや形状も、丸い球状のものから扁平な形のものまであり、長い穂になるもの、傘状のもの、よく枝分かれしてこんもり咲くものなど様々あり変化に富んでいます。
花色も赤,オレンジ,黄,白,紫と多彩で、2色咲きの品種や、細かい斑点が沢山ある品種などもあり、鉢物として流通が多いのは交配種のヘルベオヒブリダ(C.× herbeohybrida)がよく出回っています。
科名 | ゴマノハグサ科 |
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種類 | 半耐寒性一年草、多年草 |
別名 | キンチャクソウ(巾着草)、ポケットブック・フラワー、スリッパ・フラワー |
原産地 | メキシコ、チリ、ペルー、ニュージーランド |
高さ | 10~100cm |
花期 | 3~5月 |
増やし方 | 種まき、さし根 |
カルセオラリアの育て方
カルセオラリアは日当たりがよく、温暖で乾燥した気候を好みます。水はけのよいことが大切で、サボテン用の培養土でもかまいません。10~20℃くらいが適温で、原産地で分かるように寒さや高温多湿に弱いものが多く、通常は雨よけや防寒のできる温室栽培となります。
水やりと肥料
茎葉が茂るわりには根の量が少なく、根が細いので、水はけをよくしておきながら、乾燥させないように注意します。用土が乾き始め、葉が少ししおれるようになったら株元にたっぷり水を与えるようにします。
肥料は、濃度が高いと根を傷めるので薄めた液体肥料を回数多く施すのがポイントです。タネまき後に本葉が開いたら、規定より薄い液体肥料を週に1回ほど施します。夏越しさせる場合、5月以降は肥料は与えません。
病気と害虫
風通しが悪く株が蒸れると灰色かび病が発生しやすいので、雨に当てないように、水は株元に直接与えるようにします。しぼんだ花をそのままにしておくとカビの原因になるため、こまめに摘み取りましょう。
害虫はハダニやアブラムシがつくことがあります。
植えつけ、 植え替え
戸外の花壇やコンテナに利用する場合は、温室内で育てた花つきの鉢植えのものを植えつけます。適期は霜や凍結がなくなる3月から4月ですが、5月も可能です。軽く根鉢をほぐし、深植えにならないよう注意しましょう。
カルセオラリアの花名の由来
カルセオラリアの名前はラテン語で「すりっぱ」「小さな靴」を意味するカルセオルスという言葉が由来です。
カルセオラリアの花言葉
カルセオラリアの花の形が、お金が入っているお財布(巾着)の形をしているため、カルセオラリアがお金を連想させることにより「私の伴侶に」「私の財産を捧げます」「援助」という花言葉が付いたと言われています。
花言葉:「私の伴侶に」「私の財産を捧げます」「援助」「幸福」
誕生花:3月17日 3月30日 4月24日 5月23日
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