コンボルブルスの特徴と育て方や花言葉

コンボルブルス(西洋昼顔 三色朝顔 Convolvulus)の特徴や育て方と花言葉 誕生花

まるで小さな朝顔のようなコンボルブルスは、涼やかで透明感のある紫や白の花が、夏の暑さを癒してくれます。コンボルブルスの特徴と育て方や名前の由来、花言葉を紹介しましょう。

コンボルブルスの特徴

コンボルブルスは、世界に200種余りが自然界に自生しており、その品種の多さから、形態も一年草のものから多年草のものまで多種多様です。

朝顔にそっくりな漏斗形の大きく開いた花を咲かせ、1花の寿命は2~3日くらい、雨天や夜間は閉じています。白やピンク、青い花色があり、日本で帰化植物となっているセイヨウヒルガオは、このコンボルブルスの一種です。

主に栽培されるのは、、サンシキアサガオと呼ばれる一年草のトリカラー種、多年草では這い性のサバティウス種やつる性のアルタエオイデス種、低木状のクネオラム種です。

日本のヒルガオより成長が速く、辺り一帯の植物を覆いつくしてしまうので、今では「要注意外来生物」に指定されています。

柵に這わせて、緑のカーテンにするなど、観賞用としてもポピュラー。低く横に這うようにつるを伸ばして広がるものは、グランドカバーなどに利用されます。

科名 ヒルガオ科
種類 多年草/一年草
別名 セイヨウヒルガオ(西洋昼顔)、サンシキアサガオ(三色朝顔)、ブルーカーペット
原産地 地中海沿岸
高さ 10~60cm
花期 5~7月(冷涼地だと9月頃まで)
増やし方 種まき、さし芽、(アルタエオイデス種は株分け、根伏せでも可)

 

コンボルブルスの育て方

温暖で水はけのよい土と風通しの良い場所を好みます。梅雨期の高温多湿や日照不足は株が弱るので、できるだけ水はけと風通しをよくしておきましょう。冬期-5℃以下になる寒冷地では鉢上げして室内で冬越させます。

水やりと肥料

コンボルブルスは、多湿状態が続くと根腐れしやすいので、用土が乾いてから水やりをするなど比較的乾燥気味に育てます。

春の成長期と秋に化成肥料を施しますが、夏の高温期には肥料分が残らないようにしておきます。

病気と害虫

日によく当て、水はけをよくしておけば、病気も害虫もほとんど見られません。

山野草向けの用土なら、夏越しも容易になります。一年草のトリカラー種は、水はけがよければ、一般の草花向け培養土で育てられます。

植えつけ、植え替え

植え付けと植え替えは4月から5月、または9月下旬から10月ごろが適期です。芽が出るまでは、乾燥しないようにこまめな水やりをして管理します。本葉が出てきたら、育ちがよいものを鉢や地面に植え替えて、それを大きく育てていきましょう。

コンテナ、吊り鉢、石垣の上から垂らすような使い方やつる性のものはトレリスに絡ませることもできます。花壇では、レイズドベッドのような水はけのよいところが適しています。

夏は元気ですが冬の寒さにはやや弱いので、冬は根元を腐葉土などで覆って防寒したり、鉢植えにして室内に取り込むなどして冬越しします。


コンボルブルスの花名の由来

コンボルブルスは、周囲の植物やものに絡みつきながら蔓が伸びる習性から、ラテン語の「コンボルボ」(巻き付く)に由来しています。

別名の「西洋昼顔」は、朝に開花して昼にはしぼんでしまう朝顔に対して、ヒルガオは朝に開花して昼間も咲き続け、夕方に花をしぼませることから。

「ブルーカーペット」は、花つきがよく、ほふく性で低く横に這うように伸びて広がる様子にちなみます。

 

コンボルブルスの花言葉と誕生花

花言葉「絆」「楽しい思い出」「依存」「縁」は、周囲の植物や物に絡みつきながら蔓を伸ばしていく習性にちなみます。

「飽きっぽい」「失望」は、フランスではヒルガオに人妻の昼間の情事を意味する「昼の美人」「危険な幸福」の花言葉があり、そこからきたのでは思われます。

コンボルブルスの特徴と育て方や花言葉
写真:Arttectureさん(写真AC)

花言葉:「絆」「楽しい思い出」「依存」「縁」「飽きっぽい」「失望」

誕生花:4月14日(白) 6月18日


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