スカビオサは秋の山や高原などに咲く山野草。透明感のある青紫色が印象的なスカビオサは、切ない花言葉が心に残ります。スカビオサの花の特徴や育て方、花言葉や誕生花についてご紹介しましょう。
目次
スカビオサの特徴
スカビオサは、日本に自生するマツムシ草の仲間。花径5mほどの小花が集まって、花が咲き進むと花の中心がこんもりと盛り上がって大きな頭状花を形づくり、外側の花弁が大きく広がるのが特徴です。
原種だけでも約80種もの品種があり、一年草として栽培されるのはセイヨウマツムシソウで、日本のマツムシソウはニ年草になりコーカサスマツムシソウは宿根草になります。
もともとの花色は黒赤色ですが、現在は紫やピンク、黄色や白など美しい花色があるため、花壇に映えることからガーデニングにもよく使われています。
科名 | スイカズラ科 |
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種類 | 一年草(種類によってニ年草) |
別名 | セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)、マツムシソウ(松虫草)、リンボウギク、ピンクッションフラワー |
原産地 | 南ヨーロッパ・アフリカ・アジア(マツムシソウは日本原産) |
高さ | 30~100cm |
花期 | 4月~6月頃、9月~10月頃 |
増やし方 | 種まき、挿し芽 |
スカビオサの育て方
日当たりと水はけのよい場所を好み加湿を嫌います。
多くのものは比較的冷涼な気候を好み、高温多湿では株が弱り枯れやすくなるため、多年生のものでも多くは一・二年草として栽培されます。耐寒性は強く、よほどのことがないかぎり防寒の必要はありません。
ただし、南アフリカ原産のS・アフリカーナやS・インシサは半耐寒性で、-5℃以下では枯れます。
スカビオサの水やりと肥料
スカビオサは根が張るとかなりの乾燥に耐えることができます。蒸れを嫌うので、夏場の水やりは早朝か夕方に行ってください。多湿に注意し、鉢では用土が乾いたらたっぷり水やりします。
植えつけ時に腐葉土などを混ぜておけば、それほど肥料も必要ありません。秋と春、気温の低いときに、緩効性の肥料を少量施しておくくらいでよいです。
スカビオサの病気と害虫
多湿や風通しが悪いと葉にカビが生える灰色かび病、うどん粉病が発生しやすくなります。梅雨や夏などは注意が必要で、見つけ次第専用液で防ぎます。
スカビオサの植えつけ、植え替え
S・アトロプルプレアやS・コーカシカなどの高性種は、株間を30cmくらいあけて植えつけます。コンテナの寄せ植えでは小さく仕立てることもできるので、短期間であれば詰めて植えてもかまいません。
参考:みんなの趣味の園芸
スカビオサの花名の由来
スカビオサはかつて、ヨーロッパでは皮膚病の病気を治す薬草として用いられていたという歴史があり、そのため、皮膚の病気である「疥癬(かいせん)」を意味するラテン語「scabiea」が由来になっています。
和名のマツムシソウは、マツムシがなく頃に咲く花であることから付いた名前。また、花が終わった後の頭花が仏具の松虫鉦(マツムシガネ)に似ているからとする説に由来します。
別名のピンクッションフラワーは、針刺しの様な花姿にちなんでつけられました。
スカビオサの誕生花と花言葉
スカビオサの花言葉は、もともとの花色は黒赤色だったためこの色が喪服を連想させたのが由来といわれています。また、西洋では紫は悲しみの色とされているので、未亡人に贈る花としても広く知られていました。
ネガティブで怖い花言葉がたくさんあるため、美しくともプレゼントとしてはあまり評判がよくありませんね。
花言葉:「悲哀の心」「未亡人」「恵まれぬ恋」「不幸な愛情」「私は全てを失った」「失恋の痛手」「未亡人」「喪失」「悲しみの花嫁」
誕生花:1月5日、4月12日、4月26日、5月2日、6月2日、6月16日、6月28日、6月30日、7月30日、8月3日、8月5日、8月13日、8月23日、8月26日、10月1日、10月5日
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