一見ツツジかなと間違えるようなアザレアは、ツツジよりも華やかな印象で、鉢花として親しまれています。
鮮やかな色の八重の花を株いっぱいに咲かせるアザレアの特徴と育て方や花言葉をご紹介します。
目次
アザレアの特徴
アザレアは東南アジアのつつじをもとに1800年代にヨーロッパに伝わり、鉢植え用に改良されました。当初はベルギーで育成が盛んだったことから、ベルジアン・アザレアと呼ばれていたものが略され、アザレアになりました。
日本へは明治時代の初期に渡来し、花色は赤やピンク、白、紫などツツジよりも華やかでフリルのような花びらが特徴的です。
また、アザレアの花の蜜には、ルックスロードヤポニン、グラヤノトキシンという有毒性の成分が含まれていますから、ペットが誤食しないようご注意ください。
本来、アザレアの開花は春ですが、大輪の花をつけた華やかな鉢花は年末から店頭に並びます。
これは温室で促成開花させたアザレアなので、寒さには弱い性質ですが、室内では花の少ない冬~春近くまで次々と花をつけてくれる鉢物として人気になっています。
科名 | ツツジ科 |
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種類 | 半耐寒性常緑低木 |
別名 | オランダツツジ |
原産地 | 東アジア |
高さ | 30cm~1.5m(20~30cmが一般的) |
花期 | 4~5月、11~3月 |
増やし方 | 挿し木 |
アザレアの育て方
冬に買った開花株は暖房をしていない室内の、窓辺に置き、花に水がかからないように水やりをし、4月以降は戸外に出して、風通しと日当たりのよい場所で管理します。
春は盛んに成長するので、毎日水やりし、夏の高温期は用土が乾燥しやすいため、朝と夕方の2回水やりします。秋の水やりは春に準じ、室内に取り込んだあとは、土の表面が乾いたら与えます。
7月下旬から9月上旬までは、夏の日差しで葉焼けを起こしやすいので、半日陰に置き、涼しくなれば再び日なたへ移動させ、11月下旬まで寒さに当てたのちに室内に取り込みます。
6月から7月に、充実して堅くなった枝を、鹿沼土やさし木用土を使って、葉が触れる程度の間隔でさし木します。風の当たらない日陰に置いて乾かさないように管理すれば、秋には発根します。
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アザレアの花名の由来
花名のアザレアは、ラテン語の「azaleos アザロス(乾燥)」を語源とし、アザレアが比較的乾燥した土地を好むことに由来します。
アザレアの花言葉
ラテン語の「乾燥」が花名の語源となるアザレアですが、花言葉の「節制」は、枯れた土地のイメージにちなみ、「禁酒」の花言葉も、英語で禁酒のことをドライ=乾燥ということに由来するといわれます。
白いアザレアの「あなたに愛されて幸せ」は、その純白の花姿から愛の喜びに満ちた花嫁をイメージしてつけられたともいわれます。夫婦間や恋人に贈るのに適した花言葉なので、誕生日プレゼントにもいいですね。
アザレア全般の花言葉:「節制」「禁酒」「恋の喜び」
白いアザレア:「あなたに愛されて幸せ」「充足」「満ち足りた心」「愛を知った喜び」
赤いアザレア:「節制」「節度の愛」
ピンクのアザレア:「青春の喜び」
誕生花:1月8日 3月4日 3月7日 3月9日 3月10日 3月18日 3月19日 3月22日 8月8日 11月28日 11月29日 12月13日 12月22日
白のアザレア:1月8日 3月9日
赤のアザレア:3月22日 8月8日 12月22日
ピンクのアザレア:3月18日 3月19日