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ストレリチアの特徴
ストレリチアは花茎にとがった苞をつけ、そこからオレンジ色と紫という
エキゾチックな配色と、まるで鳥のトサカのような優雅なフォルムで豪華な印象を与える花。
まさに色鮮やかな飾り羽をもつ極楽鳥のイメージにピッタリといえます。
日本ではストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)が最もよく栽培され、
代表種のレギナエは、オレンジ色の3枚の顎と青色の花弁が組み合わさったもの。
周年(4~10月)咲きですが、主に秋に咲くことが多いようです。
切り花として、花も葉も花屋さんで売られている定番の植物ですが、観葉植物としても手に入りやすく、初心者でも育てやすいため鉢植えで楽しむ方が増えています。
科名 | バショウ科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)、バード(オブ)パラダイス フラワー |
原産地 | 南アフリカ |
高さ | 1~10m |
花期 | 周年(主に9~10月) |
増やし方 | 株分け |
ストレリチアの育て方
ストレリチアは初心者でも育てやすく、日なたから半日陰まで置くことができますが、暖地で庭植えにする場合は、日当たりと水はけがよく、北風が当たらないような場所を選ぶようにします。
乾燥には強い花とされ、鉢植えの場合は水は鉢土が乾いてから与えるようにし、与えすぎて根腐れしないように注意します。
庭植えの場合は、根づいてしまえば特に水やりをする必要はありません。
徐霜しない地域は庭植えも可能ですが、一般的に鉢植えで乾燥気味に管理し、冬は室内に取り込みます。
ストレリチアの花名の由来
学名Strelitzia 属名ストレリチアはイギリス王のジョージ3世の妃シャルロットの実家であり、メクレンブルクにある名門シュトレリッツ家に由来します。
和名の極楽鳥花は、美しい羽根を盛る風鳥に似た花という意で、英名のバード(オブ)パラダイス フラワーも和名の極楽鳥花と同じ意。
ストレリチアにまつわる文化
18世紀末、イギリスの博物学者ジョセフ・パンクスが芯主として命名。
この花を王妃シャルロットに捧げたことから『女王の花』と呼ばれるようになる。
独特の美しさを放つ世にも珍しい花を、王妃はとても喜んだといわれている。
ストレリチアの花言葉
「気取った恋」「おしゃれな恋」は、楽園の鳥のような花姿を、派手な帽子をかぶった人に見立てたものとされ、実際に昔のヨーロッパでは極楽鳥の羽を帽子の飾りに使っていたそうです。
「至福の時」は、天上の極楽に棲む美しい鳥を思わせる花の形と、エキゾチックな花姿に由来。
「輝かしい未来」は、中国名の『鶴望蘭』は鶴のように首を伸ばして期待する蘭という意で、花の形を鶴に喩え、素晴らしい発展と成長をもたらすとされる意味や、極楽鳥にも似ているため、明るい希望に向かって鳥が飛び立つ姿と重ねられて付けられた花言葉といわれています。
「情熱」「寛容」については、エキゾチックなフォルムや花色がもつ南国らしい情熱的な雰囲気を感じさせ、大きくゆったりした佇まいから連想された花言葉といえるでしょう。
ストレリチアの花言葉:「気取った恋」「おしゃれな恋」「至福の時」「輝かしい未来」「情熱」「寛容」
ストレリチアの誕生花:1月13日 1月15日 4月25日 11月23日 12月3日 12月6日 12月11日 12月13日 12月14日 12月16日