冬は日本では俗に12、1、2月にあたります。
暦の上では、立冬(11/8頃)から立春(2/4頃)までをいい、
日本の一年の中で最も気温と湿度が低く、日中が短い季節になります。
寒さが増し、野山や街中では、花が少ない季節になりますが
やがてくる春に向けてエネルギーを蓄え芽吹きや開花の準備をしています。
この頃になると、シクラメンや葉ボタン・ポインセチアなど、冬~春に向けて
冬咲きの鉢が園芸店に並びはじめ、早春の頃まで私たちの目を楽しませてくれます。
当サイトで紹介しています花は、開花時期によって
早春・春・初夏・夏・秋・冬 の 6つに分けています。
春と夏はどうしても花数が多くなるため、
早春・初夏も入れてご紹介しています。
基本は常温栽培での開花時期でご紹介していますが、
その年の気候や環境によっては開花時期に多少のズレが生じることがあります。
目次
冬に咲く花一覧
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ワビスケ | デンドロビウム | ポインセチア | セントポーリア | オキザリス |
シクラメン | ||||
冬の花と七十二候
二十四節気(にじゅうしせっき)は半月毎の季節の変化を示していますが、
これをさらに約5日おきに分けて、
気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。
七十二候の名称は、気候の変化や動植物の様子が短い文で表され
おおかたはその時期の「兆し」を伝え、繊細な季節のうつろいを感じさせてくれます。
立冬(りっとう)
・山茶始開(つばきはじめてひらく)11月7日頃
山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花です 。
・地始凍(ちはじめてこおる)11月12日頃
大地が凍り始める頃。サクサクと霜柱を踏みしめて歩くのが楽しみな時期です。
・金盞香(きんせんかさく)11月17日頃
水仙が咲き芳香を放つ頃。「金盞」は金の盃のことで、水仙の黄色い冠を見立てています。
小雪(しょうせつ)
・虹蔵不見(にじかくれてみえず)11月22日頃
陽の光も弱まり、虹を見かけなくなる頃。「蔵」には潜むという意味があります。
・朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)11月27日頃
北風が木の葉を吹き払う頃。「朔風」は北の風という意味で、木枯らしをさします。
・橘始黄(たちばなはじめてきばむ)12月2日頃
橘の実が黄色く色づき始める頃。常緑樹の橘は、永遠の象徴とされています。
大雪(たいせつ)
・閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)12月7日頃
空が閉ざされ真冬となる。空をふさぐかのように重苦しい空が真冬の空です。
・熊蟄穴(くまあなにこもる)12月12日頃
熊が穴に入って冬ごもりする頃。何も食べずに過ごすため、秋に食いだめをします。
・鱖魚群(さけのうおむらがる)12月17日頃
鮭が群がって川を上る頃。川で生まれた鮭は、海を回遊し故郷の川へ帰ります。
冬至(とうじ)
・乃東生(なつかれくさしょうず)12月22日頃
夏枯草が芽をだす頃。夏至の「乃東枯」に対応し、うつぼ草を表しています。
・麋角解(さわしかのつのおつる)12月27日頃
鹿の角が落ちる頃。「麋」は大鹿のことで、古い角を落として生え変わります。
・雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)1月1日頃
雪の下で麦が芽をだす頃。浮き上がった芽を踏む「麦踏み」は日本独特の風習です。
小寒(しょうかん)
・芹乃栄(せりすなわちさかう)1月5日頃
芹が盛んに育つ頃。春の七草のひとつで、7日の七草粥に入れて食べられます。
・水泉動(しみずあたたかをふくむ)1月10日頃
地中で凍っていた泉が動き始める頃。かすかなあたたかさを愛おしく感じる時期です。
・雉始雊(きじはじめてなく)1月15日頃
雉が鳴き始める頃。雄がケーンケーンと甲高い声をあげて求愛します。
大寒(だいかん)
・款冬華(ふきのはなさく)1月20日頃
雪の下からふきのとうが顔をだす頃。香りが強くほろ苦いふきのとうは早春の味。
・水沢腹堅(さわみずこおりつめる)1月25日頃
沢に厚い氷が張りつめる頃。沢に流れる水さえも凍る厳冬ならではの風景です。
・鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)1月30日頃
鶏が鳥屋に入って卵を産み始める頃。本来、鶏は冬は産卵せず、春が近づくと卵を産みました。
引用:七十二候
冬の花の季語
俳句に使われる花や植物は、春夏秋冬ごとに決まっていますが、
昔からの季語は旧暦に合わせられているため、
実際の季節感と約ひと月ほどずれていることがあります。
フユギク(冬菊 )、カンツバキ(寒椿)、サザンカ(山茶花)、スイセン(水仙)、フクジュソウ(福寿草)、ハボタン(葉牡丹)、シクラメン、クリスマスローズ、ロウバイ(蠟梅)、寒木瓜(カンボケ)、ワビスケ(侘助)、カンザクラ(寒桜) など
出典:wikipedia
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