エレモフィラは、オーストラリアに約210種が分布する多年草でゴマノハグサ科エレモフィラ属に属するの植物の総称です。白い毛に覆われた葉とパープルの花とのコントラストが最高に美しく寄せ植えアイテムの定番となっています。エレモフィラの特徴と育て方、花名の由来や花言葉をご紹介します。
目次
エレモフィラの特徴
エレモフィラは、オーストラリアに約210種が分布する多年草、もしくは低木で、明るい斜面や林に自生しています。
枝や葉に短毛が密生して全体が銀色に見えるニベア種や、エミューブッシュとも呼ばれる細い花柄に花を吊り下げるマクラダ種などがあります。
近年は、短毛が密生して植物体全体が銀色に見えるエレモフィラ・ニベア(Eremophila nivea)が最も多く流通しています。
細かい毛が密生した細い銀葉と薄紫色の花が特徴ですが、花色は他に白、赤、ピンク、黄、オレンジなどあります。
日当たりのよい場所を好みますが、できれば真夏は風通しのよい半日陰に移動させ管理します。
科名 | ハマジンチョウ科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | エミューブッシュ、ホワイトツリー |
原産地 | オーストラリア |
高さ | 50cm~1.5m |
花期 | 1月~4月 |
増やし方 | 挿し木、さし穂 |
エレモフィラの育て方
鉢植えのものは、春から秋は日当たりのよい明るい戸外に置き、真夏は風通しのよい半日陰に移動させ管理します。
葉は年中シルバーで寒さにも強いのですが雨が多いと根腐れしたり黒くにじんでしまうため、雨がかからない場所に移動させるのが理想です。
乾燥に強く耐寒性にも優れているので凍らせない程度で冬越しもOKです。
エレモフィラの水やりと肥料
鉢植えでは、春から秋は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
冬は、土の表面が乾いてから2~3日たってから少量与える程度で管理し、庭植えでは水やりは必要ありません。
肥料ですが、鉢植えでは3月~5月、9月~11月に、緩効性化成肥料などを定期的に追肥し、肥料を切らさないようにします。庭植えのものには、肥料は不要です。
エレモフィラの病気と害虫
病気も害虫も特にありません。
エレモフィラの植え付けと植え替え
植えつけや植え替えの適期は、4月~6月、9月~10月。
根が繊細で弱いので、傷つけると枯れる原因になるため、根鉢はくずさないように注意してください。
なお、さし木の適期は5月です。
さし穂は小さくしすぎないことと、水をやりすぎないことがコツです。
エレモフィラの花名の由来
エレモフィラ(Eremophila)という花名は、ギリシャ語のeremos(砂漠)とphilo(愛)で、乾燥地を好むことに由来します。
エレモフィラニベアの「ニベア(nivea)」、別名のホワイトツリーは雪のように白いという意味で、葉や茎が白っぽいことに由来します。
エレモフィラの花言葉と誕生花
エレモフィラの花言葉:「あこがれの人」「瞳の佳人」
エレモフィラの誕生花:1月31日
花言葉「憧れの佳人」は、オセアニアの憧れの花の中でも、銀白色の枝に引き立つパステルラベンダーの花の美しさに由来し、
「瞳の佳人」は、雪のように白い葉や茎に映えるやさしい薄紫色の花色の姿を、白い肌に美しいバイオレットの眼をした美人にたとえたのだと思われます。
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