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アマリリスの特徴
アマリリスは、春植え球根の代表のひとつで
太い花茎の先にユリに似た6弁の大きな花を数個つけます。
花色は赤やピンク、黄色などのほか、花びらに線状の模様が入るものや、葉にも斑が入るものなどがあり、種類は様々です。
つぼみの時は上を向いていますが、花が開くと横向きになるアマリリスは、花姿が豪華な中にも、どこか可憐な雰囲気も漂わせている花といえます。
花茎は大きなもので20cmにもなり、巨大輪のルドヴィッヒ系が主流ですが、コンパクトな花姿の品種や、中、小輪種もあったり、咲き方も一重咲きだけでなく、八重咲きの品種もあります。
注意してほしいのはアマリリスがヒガンバナ科で有毒植物だということ。
毒があるのは、球根・花・葉部分で、中毒症状としては嘔吐、下痢、血圧低下、肝障害などがあるそうです。
科名 | ヒガンバナ科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | ヒッペアストラム |
原産地 | 中南米 |
高さ | 60~90cm |
花期 | 4~6月(春咲き種)、10月(秋咲き種) |
増やし方 | 分球、球根苗 |
アマリリスの育て方
アマリリスは日当たりと風通しのよい場所を好みます。
鉢植ならば、真夏は半日陰で、梅雨の時期や秋の長雨の時期には雨の当たらない軒下などへ移し、冬は凍らない軒下に移動させて越冬させます。
庭植えであれば、盛り土やマルチングをして防寒しましょう。
水やりですが、球根の植えつけ時にたっぷり水やりしたあとは、あとは控えめにして、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをするくらいにします。
秋に葉が枯れて来たら少しずつ水の量を減らし、冬は水やりを控えますが、庭植えの場合は、ほとんど水やり不要です。
また、花がらは花の付け根から折り取り、花茎と葉は完全に枯れてから切り取り、10月に彫り上げます。
アマリリスは茎の中が空洞になっている為、自分の花の重みで花茎が折れてしまうことがあります。心配な場合は支柱をする等の工夫をしてみてください。
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アマリリスの花名の由来
学名のヒッペアストラムはギリシア語で騎士の意味のhippeos(ヒッペオス)と星、astron(アストロン)から、「馬のように大きくて、星のような花」という意味があります。
花名のアマリリス(Amaryllis) は、古代ローマの詩人ウェルギリウス(紀元前70~前19)の作品「牧歌」に登場する美しい乙女の名前にちなみます。
アマリリスの花言葉
花言葉の「おしゃべり」は、アマリリスの花が横向きにつき、となりの花とおしゃべりをしているように見えることに由来します。
写真:くーこさん(写真AC)
全般の花言葉:「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」
誕生花:1月20日、1月26日、2月11日、2月12日、2月24日、3月22日、4月18日、5月6日、5月7日、5月27日、5月28日、5月30日、6月7日、6月21日、7月16日
※赤のアマリリスは2月12日