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アザミの特徴
アザミは北半球に広く分布する多年草。
赤紫の丸い花をつける野の花で、250種ほどの種類があります。
花色は赤紫、紫、赤、ピンク、白などで
花は直径3cmで、茎の先端に上向きに1~3輪ほどつきます。
葉の鋭いトゲ、筒状花が集まった頭花、そして頭花の根元にある総苞が粘るなど、
根元の葉は開花時には枯れているのが特徴です。
アザミの仲間で最も多く栽培されているのはノアザミ(Cirsium japonicum)で、
切り花用の「ドイツアザミ」はノアザミの改良種です。
ノアザミは、日本列島の海岸沿いからやや高い山の、日当たりのよい草原や道端に生え
きわめて花の時期が長く、春から秋にかけて開花します。
分布域が広いだけあって各地にさまざまな亜種や変種が見られ、
その土地のほかのアザミと交雑して雑種をつくっていることもしばしばです。
東北地方や長野県の一部では、春先にアザミの若芽がスーパーマーケットに並び、食用として売られたりします。
主に味噌汁の具として使われたり、新芽や根は、天ぷらなどにして山菜として食べられています。
科名 | キク科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | マユハキ、刺草 |
原産地 | 日本、北米、東アジアなど |
高さ | 50~100cm |
花期 | 5~8月 |
増やし方 | 種まき、株分け |
アザミの育て方
ノアザミは、風通しのよい日なたで栽培し
庭植えにする場合は、あまり乾燥しすぎる場所は避けます。
フジアザミのような崩壊地や、やや高い山に生える種類の場合は、
ロックガーデンを築くか、高山植物用の用土を客土した場所に植えます。
また、森林に生える種類は夏の間40~50%前後の遮光をして、日焼けを防ぎ、
大型の種類の場合、鉢栽培は難しいので庭植えで管理します。
水やりですが、ノアザミの場合、表土が乾いたら十分に与え
庭植えの場合はよほど乾燥が続かないかぎり、不要です。
キセルアザミのような湿地性の種類の場合は、浅く腰水にして乾燥を防ぐようにします。
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アザミの花言葉
花名のアザミは、花を折ろうとするとトゲに刺されて驚くことから、
「驚きあきれる」を意味する古語「あざむ」が語源になったともいわれています。
アザミにまつわる伝説は多々あり、
ヨーロッパでは、キリストの十字架から抜いた釘を土に埋めたところ、
そこからアザミが咲きだしたという伝説。
アザミが悪霊を祓う花とされ、エストニアでは戸口に悪霊除けとして吊るしていたという伝説。
ギリシャ神話では、大地の女神が羊飼いの美少年ダフニスに恋を打ちあけようとしたところ、
ダフニスはそれに気づかずに行ってしまいました。
失恋した大地の女神は、その悲しみを表現するためにアザミをつくったといわれます。
花言葉「独立」「報復」は、
スコットランドでは城に攻め込もうとしたノルウエー軍が
アザミのとげに阻まれて敗退したことが由来で、
アザミは救国の花としてスコットランドでは王家の紋章になっています。
また「触れないで」の花言葉もアザミのトゲにちなみ、
「厳格」はトゲトゲしい咲き姿やそのシルエットから厳しさや厳格が連想されます。
花言葉:「独立」「報復」「厳格」「触れないで」
誕生花:3月19日、4月19日、9月18日、10月21日
※参考にさせていただいたサイトと書籍
・みんなの趣味の園芸
・wikipedia
・花言葉ー由来
・誕生花辞典(大泉書店)
・花言葉/花図鑑(大泉書店)