愛らしい小さな花が何輪も集まって咲くブバルディアは、切り花や花束、フラワーアレンジメントに人気の花で、淡い色はウエディングブーケの花材としてもよく使われています。
目次
ブバルディアの特徴
ブバルディアは、枝の先端に筒状で先端が4裂し十字に開くように花びらが付くのが特徴的で、艶のある緑の葉に赤、白、ピンクなどの花が茎の先に何輪も固まって咲きます。
品種の中には、八重咲やジャスミンのような甘い香りを放つものもあります。
ブバルディアは、「短日性」という性質から、日が短くなり始めた秋(10月下旬以降)に花を咲かせます。
現在は、短日処理の技術でほぼ周年、切り花として花束やフラワーアレンジメントに利用されることが多く、鉢植えも流通しますが、耐寒性が弱いので、一般家庭での栽培は少ないようです。
科名 | アカネ科 |
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種類 | 多年草(日本では1年草あつかい) |
別名 | カンチョウジ(管丁字)、ブバルジャー、ブバリア、カニノメ |
原産地 | メキシコ、中央アメリカ |
高さ | 50~100cm |
花期 | 10~12月、5~6月 |
増やし方 | 挿し木 |
ブバルディアの育て方
ブバルディアは温暖な気候を好み、15℃以上で生育し、冬越しには最低温度7~8℃くらいを保つようにします。真夏以外は日辺りの良い場所で栽培します。
水やりと肥料
乾燥させると生育が止まり、ひどい場合は落葉することもあるので、生育中は、用土が乾燥しないよう十分に水を与えます。水はけをよくしておくことも大切です。
真夏と冬を除き、肥料切れしないよう、定期的に施します。
月1回の置き肥、または月3回くらい液体肥料を施してください。
病気と害虫
日当たりと風通しがよければ、病気はあまり見られませんが、灰色かび病やうどんこ病が出ることがあるので注意します。また、多肥多湿の状態が続くと根が傷むので、乾燥させないようにしながらも、水はけよくしておき、低温期、高温期は肥料を施さないようにします。
アブラムシ、ハダニ、オンシツコナジラミなどの害虫は見つけ次第、早めに防除します。
植えつけ、植え替え
4月から6月、または9月から10月ごろに植えつけると生育が良好です。
頻繁に植え替える必要はなく、育て始めの小さい時期は、春、成長にあわせて苗の植え替えをする必要があります。6号鉢以上で大株に育ったものは2~3年ごとの植え替えで十分です。
参考:みんなの趣味の園芸
ブバルディアの花名の由来
ブバルディアは、ルイ13世に仕えた侍医であり、フランス王室庭園長(植物学者)でもあったシャルル・ブバールにちなみ、「カニノメ」という俗称は蕾の基部が長く、それがちょうどカニの目のような形にみえることに由来します。
ブバルディアの花言葉と誕生花
「交わり」「交際」「親交」は、いくつかの原種をもとに多くの園芸品種が作られていることにちなみ、
そして、よくウエディングブーケに用いられる白いブバルディアは「清楚」「幸福な愛」という花言葉を持っています。
花言葉:「交わり」「交際」「親交」「情熱」
※白いブバルディアは「清楚」「幸福な愛」
誕生花:10月10日、12月26日
※白いブバルディアは9月10日、11月6日
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