アンスリウムは艶やかな深緑色の大きな葉っぱに真赤な花を付ける美しい観葉植物。
まるで造花のような個性的なアンスリウムは切り花としても人気の花です。
目次
アンスリウムの特徴
アンスリウムは、つややかなエネメル質の赤いハートが個性的な一年草。
このハートはサトイモ科に特有の仏炎苞で、
ハート型の中心から突き出ている円錐状の尾っぽのように見えるのが花です。
エナメル質のようなロウ細工のような苞には、
光沢のあるものとないものがあります。
切り花でも人気で600種もあるアンスリウム属の中でも、
高い人気を誇るアンドレアムスは、日本で「オオベニウチワ」とも呼ばれ
鮮烈な赤色の大ぶりな花姿で知られています。
苞の色には赤やピンク、白などがあり、トリカラーという種類はピンクのグラデーションで
とてもチャーミング。
個性派ぞろいの夏の花でも、ひときわ独特の形が印象的なアンスリウムは
シンプルな形だからこそ、色の印象が鮮やかといえるでしょう。
科名 | サトイモ科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | ベニウチワ、オオベニウチワ、オオウチワ、フラミンゴフラワー |
原産地 | 熱帯アメリカ |
高さ | 30~80cm |
花期 | 5~10月 |
増やし方 | 挿し木、株分け、苗 |
アンスリウムの育て方
アンスリウムは強い日光に当てると葉焼けし、
暗すぎる場所に置くと花が咲かなくなるので
冬は室内に置いて、春から秋は葉焼けを起こさないように戸外の半日蔭に置き管理します。
アンスリウムは水はけのよい用土に植えつけ、
過湿は嫌いますが、多湿を好みます。
春から秋の成長期は鉢土が乾いてから水を与えますが、
乾燥するときは夕方も葉水を与えるとよいでしょう。
冬は乾かし気味に管理しますが、暖房が効いた室内で乾燥が激しいときは、
軽く霧吹きをして湿度を保つようにしましょう。
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アンスリウムの花名の由来
アンスリウムの花名は、ギリシャ語で「anthosaura(花)」と「oura(尾)」を合体させた言葉。
英語では「Tailflower(尾のような花)」とも呼ばれています。
日本に伝わったのは明治の頃で
ハートをうちわに見立てた和名(大紅団扇)がつけられました。
アンスリウムの花言葉
花言葉「煩悩」「情熱」「強い印象」「心は燃えている」は熱帯らしい官能的な花姿のイメージからつけられたものと思われ、ハワイではバレンタインデーに贈る花として親しまれています。
現在アンスリウムの栽培はハワイ島が世界一のシェアを誇っています。
まさに南国の花にふさわしく、花(苞)も葉もピカピカに輝いて夏を謳歌してるようですね。
花言葉:「煩悩」「情熱」「戯れの恋」「強い印象」「心は燃えている」
・白のアンスリウム:「熱心」
・ピンクのアンスリウム:「飾らない美しさ」
・緑のアンスリウム:「無垢な心」
誕生花:1月14日 1月22日 2月13日 3月17日 8月7日 8月8日 8月10日 8月25日 11月13日 12月1日 12月16日
・白のアンスリウム: 8月25日 8月26日 10月6日
・ピンクのアンスリウム: 3月17日
※参考にさせていただいたサイトと書籍
・みんなの趣味の園芸
・wikipedia
・lovegreen
・花言葉ー由来
・四季の花便利帳(主婦の友社)
・誕生花辞典(大泉書店)
・花言葉/花図鑑(大泉書店)
・花と木の名前辞典(西東社)