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グロリオサの特徴
グロリオサは波打つ細い花弁が反り返って咲き、葉の先端にある巻きひげが周囲のものに絡みついて伸びる半つる性のエキゾチックな植物です。
花色は、白、ピンク、赤、黄色、オレンジなどの鮮やかな暖色系と、その独特の花姿から、南国ムードを感じさせたり、華やかな花火を連想させることから、切花や生け花として人気のようですよ。
近年はガーデニングにも利用され、半つる性で
フェンスに絡ませたり、あんどん仕立てにして楽しみます。
科名 | イヌサフラン科(ユリ科) |
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種類 | 多年草 |
別名 | キツネユリ(狐百合)、ユリグルマ(百合車) |
原産地 | 熱帯アジア、アフリカ |
高さ | 150~200cm |
花期 | 6~8月 |
増やし方 | 分球 |
グロリオサの育て方
春と秋はひなたに、夏は葉焼けを起こすので半日陰に置いて管理します。
つるが伸びて巻き付いてくるので、朝顔のように支柱を立てて誘引しながら育てましょう
水やりですが植えつけ後は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりし、乾燥に弱いので、土の様子をみながら、真夏は朝晩の二回水やりをするようにするといいみたいです。
10月ごろに葉が黄色くなったら、水やりを中止して乾かします。
秋になり地上部の葉が黄色くなり枯れたら休眠するので、球根を彫り上げ室内で貯蔵します。
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グロリオサの花名の由来
英語で“Gloriosa”は、ラテン語“Gloriosus(見事な)”が語源。
Glory Lily(栄光のユリ)、あるいはFlame Lily(炎のユリ)と呼ばれ、花姿にふさわしい名前といえるでしょう。
和名の「キツネユリ(狐百合)」は、波打つような花びらが百合に似て、赤と黄色のツートンカラーがまるで炎のようである花姿からきています。「ユリグルマ(百合車)」とも呼ばれます。
グロリオサの一種、G.rothschildianaは、ジンバブエの国花であり、かつてローデシアの国花でもあったそうです。
グロリオサは有毒植物
グロリオサの球根には、食中毒を引き起こす成分が含まれていて、形もヤマノイモやナガイモ、ショウガとよく似ているため、誤って食べたりするととても危険だといわれています。
2007年10月21日、静岡県に住む男性が観賞用に栽培していたものをヤマイモと間違えて食べたところ死亡。同様の死亡事故は2006年9月に高知県、2020年2月に鹿児島県でも発生しています。
グロリオサの花言葉
グロリオサはラテン語で「見事な」との意味で、この燃え盛るような花の姿から名付けられていますが、「勇敢」「栄光」「頑強」「燃える情熱」なども、燃え盛るような花姿に由来しています。
グロリオサの華やかでエキゾチックな花姿や「栄光」「情熱」の花言葉から、結婚や昇進、栄転、引っ越しなどお祝い事のブーケやフラワーアレンジメントによく用いられています。
写真:まっこうさん(写真AC)
グロリオサの花言葉:「勇敢」「栄光」「頑強」「燃える情熱」
グロリオサの誕生花:4月16日 5月28日 6月26日 7月3日 7月4日 7月12日 7月27日 7月28日 8月2日 8月10日 10月12日 10月19日 10月29日 12月9日 12月18日