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ネモフィラの特徴
ネモフィラ(Nemophila)は青い小さな花びらが可憐な春の花です。
株が地面をはうように広がり、満開になると花のカーペットを敷いたようになります。
可憐な印象のネモフィラですが、群生で咲く姿は壮観。
やや葡匐(ほふく)性のメンジェシイ種は、
英名をベイビーブルーアイズといい、
鮮やかな青色の花の中央に白いぼかしが入っています。
立ち性のマクラータ種は英名をファイブスポットといい、
5枚の白い花弁の先端に、濃い紫色の斑点がはいります。
科名 | ハゼリソウ科 |
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種類 | 一年草 |
別名 | ルリカラクサ |
原産地 | 北アメリカ |
高さ | 15~30cm |
花期 | 3~5月 |
増やし方 | 種まき、苗 |
ネモフィラの育て方
水はけの良い土を好み、移植を嫌うので直まきがおすすめです。
ポット苗を植えつける場合は根を傷めないように注意をしてください。
花がらをこまめに摘み、枯葉を取り除き
株が混みあって来たら、枯れてしまうので茎を間引いて風通しをよくします。
梅雨の時期は雨の当たらない場所で管理し、
冬は敷きワラなどで防霜対策をするとよいでしょう。
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ネモフィラの花言葉
ネモフィラは学名をNemophila menziesiiといい、
Nemophilaは、ギリシア語のnemos(小さな森)、phileo(愛する)を合わせた言葉が由来です。
和名は花色が瑠璃色から「瑠璃唐草」。
英語では、Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)と呼ばれていて、
いずれも青色の可憐さが伝わるネーミングとなっています。
じつわネモフィラの花言葉「可憐」や「清々しい心」の由来は悲しい神話からきています。
昔昔、ネモフィラという女性がいました。
ネモフィラに恋をした男性は、
「ネモフィラと結婚できるのなら全てを失ってもいい」と強く願ったそうです。
神さまに願いが通じ、めでたく二人は結婚しましたが、
結婚した日の夜に彼はこの世を去ってしまいます。
ネモフィラは夫に会いたい思いで、死者の国「冥界」にいくのですが
そこは死んだ人しか入れません。
死者の国の門の前で夫をずっと待ち続けるネモフィラを不憫に思った神さまは
一輪の花へと姿を変えてあげたそうです。
切ない話ですね。
ネモフィラの可憐な花姿からは、少女の「初恋」を連想させ、
「どこでも成功」は、日当たりと水はけのよい場所ならよく育つため、どこでも根付きやすいことからきているようです。
花言葉:「可憐」「初恋」「清々しい心」「どこでも成功」「愛国心」「荘厳」「あなたを許す」
誕生花:1月28日 2月21日 3月2日 3月10日 4月7日 4月24日 4月30日 5月2日