百花の王のボタンの花

ボタン(牡丹)の特徴と花言葉

ボタン(牡丹)の特徴

ボタンは落葉性の低木で花径10~20cmほどの
花弁が何枚も重なり合ったような鮮やかな大輪の見事な花を咲かせます。

 
花色は、赤、白、ピンク、黄、緑、紫、など、
大きな花びらが幾重にも重なって、まり状にまとまった姿は風格が漂い
「牡丹、華之富貴なる者也」と古来より称賛されてきました。

 
中国では紀元前から薬用として栽培され
南北朝廷時代以降、代々の皇帝もこの花の美しさに魅了され栽培を奨励し、
鑑賞用の花として中国では1500年もの歴史をもちます。

 
美しさを象徴する花として「百花の王」「万花の王」とも呼ばれ華麗な風格が漂うボタンは、
日本には奈良時代に空海が密教書などと一緒に持ち帰ったとの説があります。

 
薬用として渡来しましたが、その後、観賞用としても栽培され江戸時代に多くの品種を作出。
現在みられるのは明治以降に誕生した花々となっているそうです。

科名 ボタン科
種類 落葉低木
別名 フカミグサ、フウキソウ
原産地 中国
高さ 150~200cm
花期 5月
増やし方 苗、接ぎ木

 

ボタン(牡丹)の育て方

ボタンは日当たりと風通しがよく、夏の西日が遮られるような場所に植えつけます。
土壌は水はけがよくないと、うまく育たないので、粘土質の土壌では土壌改良をするか、栽培に適した土にしてください。

 
鉢植えも、日当りの良い場所で管理します。
置き場は、春と秋には十分に日の当たる場所、夏は半日陰、冬は寒風が当たらない暖かい場所がおすすめ。

 
庭植えのボタンなら、特に水やりは必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、
涼しい朝か夕方に水やりするといいでしょう。
鉢植えは、4月から9月までは十分に水を与え、秋は極端に乾かさないようにし、落葉する冬には水を少なめにします。

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ボタン(牡丹)の花言葉

ボタンの花言葉は美しい女性の容姿や立ち居振る舞いが、
「立てば芍薬、座れば牡丹…」と形容された美しい花姿からきています。

 
咲き方の特徴を女性の美しさに例えた言葉で、「座れば牡丹」というのは丈低く、
たくさんの枝を横張りに伸ばして開花するのが最高、とされる牡丹の咲き方を表しているのだといわれています。

 
「百花の王」や「富貴」という花言葉は、
美しさと人気を兼ね揃えた牡丹だからこそつけられた花言葉でしょう。

そしてボタンの圧倒する存在感には「風格を備えた」という花言葉で
西洋人から見た、アジア女性のイメージから「恥じらい」がつけられたと思われます。

百花の王のボタンの花
写真:ラッキーエースさん(写真AC)

花言葉:「高貴」「富貴」「風格を備えた」「壮麗」「恥じらい」「誠実」「百花の王」

誕生花:1月17日 4月14日 4月21日 5月3日 5月7日 5月15日 5月17日 7月24日

ピンクのボタンは 1月26日 3月20日

紫のボタンは 9月10日

 
※参考にさせていただいたサイトと書籍
みんなの趣味の園芸
花札庵
・四季の花便利帳(主婦の友社)
・誕生花辞典(大泉書店)
・花言葉/花図鑑(大泉書店)
・花と木の名前辞典(西東社)
 

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