小さな花が細い枝に群れて咲く清楚で控えめな雰囲気のカスミソウは、ほかのお花と組み合わせて花束やアレンジメントフラワーによく使われるお花です。カスミソウの特徴や育て方!花言葉や誕生花をまとめています。
目次
カスミソウの特徴
カスミソウは地中海沿岸からアジアにかけて、広く125種ほどが分布しています。一年草なのは大輪のカスミソウ(エレガンス)とピンクの花で草丈の低いムラリスです。切り花としてよく使われる八重咲のパニクラタは宿根草になります。
高さは1mほどで花色は白,赤,ピンク,紫など。小さな花が細い枝に群れて咲き霞がかかったように見えます。花束、アレンジメントフラワー、スタンド花などさまざまなシーンで活躍してくれるカスミソウですが、飾り方を工夫するだけで一層魅力的に見えます。
科名 | ナデシコ科 |
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種類 | 一年草・二年草・多年草 |
別名 | ジブソフィラ、ベイビーズブレス、ハナイトナデシコ(花糸撫子)、ムレナデシコ(群撫子) |
原産地 | 地中海沿岸~アジア |
高さ | 20~100cm |
花期 | 5~7月 |
増やし方 | 種まき、さし芽 |
カスミソウの育て方
カスミソウは高温多湿に弱いので、水はけの良い土と風通しのよい場所を好みます。鉢植えやプランターで育てる場合は、日当たりと風通しの良い場所に設置します。
ただし、真夏の暑い時期はカスミソウの生育環境が高温になりすぎないよう、日陰に移すなどして管理してください。背丈の高くなる品種は支柱をたてて支えましょう。
水やりと肥料
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。乾燥には強いですが、過湿になると株が蒸れて立ち枯れたり、根腐れするので、水の与えすぎに気をつけましょう。庭植えには、特に水やりは必要ありません。
肥料について鉢植えには、10月から11月と、3月から5月に、緩効性化成肥料(チッ素N-リン酸P-カリK=10-10-10)と液体肥料(N-P-K=6-10-5)を定期的に施します。
庭植えには、10月から11月と、3月から5月に、緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を定期的に施すとよいでしょう。
病気と害虫
6月から7月、9月から3月の幼苗期、梅雨期に過湿にすると多発するのが立ち枯れ病です。できるだけ、乾かし気味に管理して発生を抑えるようにします。
4月から10月の間はハダニやアブラムシが発生しますので見つけしだい防除しましょう。対策として、風通しをよくするとこれらの発生を軽減できます。特に水やりの際に葉裏に水をかけると、ハダニの発生を抑えることができます。
植え付けと植え替え
カスミソウは移植を嫌うので直まきにしてください。2月から4月と、10月から11月が植えつけ適期です。本葉4~5枚になった株を植えつけていきます。
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カスミソウの花名の由来
属名の学名「Gypsophila(ギプソフィラ)」は、ギリシア語の「gypsos(石灰)」と「philios(愛する)」を語源とし、この属の花が石灰質の土を好むことにちなみ、和名の霞草(カスミソウ)は、細かく分かれた沢山の枝先に小さな白い花をつける姿が、春霧のように見えることに由来します。
英名ではベイビーズブレス(baby’s breath)といい、「愛しい人の吐息」や「赤ちゃんの吐息」という意味だそうでステキですね♪
カスミソウ花言葉
カスミソウの花言葉「清らかな心」は、純白で奥ゆかしく可憐な花姿に由来するといわれ、真っ白で汚れのない花姿が、「清らかな心」という花言葉に繋がったといわれています♪
「感謝」「幸福」は、カスミソウは古くから結婚式で花嫁が持つお花として使われていたことから、花嫁の幸福や周りの方への感謝の気持ちが花言葉になっています。また穢れのない花言葉を多くもつことから、お別れの席にも使われることがあります。
写真:しらさんさん(写真AC)
カスミソウ全般の花言葉:「清らかな心」「無垢の愛」「感謝」「幸福」
カスミソウの誕生花:4月4日 5月1日 5月21日 6月1日 11月30日
※白いカスミソウは4月15日
※ピンクのカスミソウは6月4日
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