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スノードロップの特徴
スノードロップは早咲の球根植物で草丈は10cm前後。
花びら3枚が組み合わされた小さな花が、
小人のランプシェードのような花を下向きに咲かせます。
3枚の長い花弁の内側に、
3枚の短い花弁があり、短い花弁尾の先端には緑色の斑点があるのが特徴。
まるでかわいいランタンのようにぶらさがってる花姿がなんとも可憐です。
種子から育てることもできますが、花が咲く大きさの球根に育つまで数年かかるといわれています。
科名 | ヒガンバナ科 |
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種類 | 球根 |
別名 | マツユキソウ、ユキノハナ、ガランサス |
原産地 | ヨーロッパ、西アジア |
高さ | 10~20cm |
花期 | 1~3月 |
増やし方 | 苗、分球 |
スノードロップの育て方
スノードロップは落葉樹の下などで夏は日蔭になり、
晩秋から早春は日が当たる場所で管理します。
夏場は土の中の高温と乾燥に気をつけて
藁などでマルチングしてあげるといいでしょう。
鉢植えも開花まではよく日に当て、
花が終わったら半日蔭に移して管理します。
6月頃に休眠しますが球根は掘り上げずにそのまま夏越しさせます。
水やりですが、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。
花後は水を控えながら、夏場は土の中の乾燥に気を付けて、適度に水やりをして管理します。
スノードロップの花言葉
花名のスノードロップは、16世紀から17世紀にかけて
人気のあった涙滴型の真珠のイヤリングであるドイツのSchneetropfen(Snow-drop)に由来します。
ヨーロッパでは純潔の象徴とされる花で、
カトリックの教会では2月2日の聖燭節(マリアの清のめ祝日、ミサ前にローソクの祝別式と行列が行われる)にスノードロップを祭壇に飾る習慣があります。
このため、昔は修道院の庭で盛んに栽培されていたため、
修道院の跡地などに自生していることが多いようです。
イギリスでは聖燭節の日にスノードロップをボウルに摘んで家に持ち帰ると家が清められるという言い伝えがあり、
ドイツには、雪が自らに色が無いため色を分けてくれるように花に頼んだが拒まれ、唯一それに応じたのがスノードロップだった、という言い伝えがあります。
花言葉の「希望」「慰め」の由来は、
エデンを追われたアダムとイヴをある天使が励ました際、降っていた雪を天使がスノードロップに変えたという伝説から。
「逆境の中の希望」の由来は、
未だ寒さ厳しい時期に、小さな花が春の希望をたくして咲くことから付いたとされています。
そして、「あなたの死を望みます」という怖い花言葉には異なる伝説からきています。
死んでいる恋人の体の上にスノードロップを捧げ、悲しみに暮れるケルマ。
しかし恋人が目覚めることはなく彼の肉体は雪の雫(スノードロップ)に変わってしまいます。
このことから、スノードロップは死の象徴になり、
初冬にスノードロップの花束を家に持ち込むと不幸が起こると言い伝えられるように。
この伝説から異性にスノードロップの花を贈ることは、
『あなたの死を望みます』ということを暗に意味する花となってしまいました。
清楚で可憐な美しい花ですが、くれぐれも異性へのプレゼントには気をつけるようにしましょう。
写真:HiCさん(写真AC)
花言葉:「希望」「慰め」「逆境の中の希望」「恋の最初のまなざし」「初恋のため息」「楽しい予告」「友情」「贈り物」「あなたの死を望みます」
誕生花:1月1日 1月7日 1月10日 1月16日 1月22日 2月2日 2月26日