大きく広がった葉の上に、長くのびる花びらを集まって咲かせる、ゴージャスな印象のスクテラリア。生命力あふれる鮮やかな色合いが元気を与えてくれます。ここでは、スクテラリアの花についてまとめています。
目次
スクテラリアの特徴
スクテラリアは、シソ科に属することからも分かる通り、オオイヌノフグリや藤のような、深い紫が印象的な花の色で、穂のように集まって咲きます。葉はシソ科らしく対生で、向かい合ってつき、這うように広がるもの(グランドカバー向き)や直立するものがあります。花は筒状に長くのび、先端で花びらが被さるように広がります。
唇形の小さな花が穂状に咲き、色は青、紫、ピンク、赤、黄色、白など豊富で、一方向に偏らずさまざまな向きに咲く品種が多いです。花期は主に初夏~秋(6~10月頃)で、長く楽しめます。
耐寒性・耐暑性は品種により異なり、アジアや中米原産のものが多く栽培されています。日本在来のタツナミソウに近いものもあります。全体的に花姿が日本人好みで、他の植物とも合わせやすいのが魅力です。
スクテラリアの仲間自体は、世界の温帯から熱帯に多く分布し、200種類以上が知られています。日本の山野草として知られるタツナミソウや、生薬の原料として利用されるコガネバナなども同じ仲間です。
このようにスクテラリアは多くの品種がありますが、スクテラリア・コスタリカ―ナという品種が有名で、花は格別に美しく、女王の王冠のような形であることから「女王の木」とも言われているほどです。
トロピカルな、黄色やオレンジの、筒状の花がいくつもつきます。しかし残念ながら、この品種を日本で育てるのは難しいのだとか。
| 科名 | シソ科 |
|---|---|
| 種類 | 多年草 |
| 別名 | タツナミソウ |
| 原産地 | 東アジア・地中海沿岸 |
| 高さ | 30~50cm |
| 花期 | 5~10月 |
| 増やし方 | 挿し木・株分け・種まき |
スクテラリアの育て方
スクテラリアは種類にもよりますが、基本的には「日当たり〜半日陰」で風通しの良い場所を好みます。真夏の直射日光が強すぎる場所だと、葉焼けや蒸れの原因になるので、夏だけは午後に日陰になる場所か、よしずなどで少し遮光してあげると安心です。
地植えの場合、やせ地~普通の土でOKですが、水はけのよい土を30cmほど掘って、腐葉土+化成肥料を3割程度混ぜて植え付けます。
植える場所は、北風が当たらない、建物の南側(日当たり、水はけのよいところ)に植えましょう。半日陰も良いです。
スクテラリアは寒さにはあまり強くありません。温かい場所で育てる場合は庭に植えることもできますが、そうでなければ鉢に植えて育てましょう。
鉢植えは市販の草花用培養土で十分です。過湿を避けるため、赤玉土を多めに混ぜるのも良いです。植え付けは春(3~5月)や秋が適期で日当たりのよい場所を選びます。
スクテラリアは比較的丈夫な花ですが、水はけが悪いと根腐れやカビが発生しやすいので風通しを良くし、アブラムシやうどんこ病に注意しましょう。
夏の水切れにも注意し、土が乾いたらそのタイミングで水やりを行ないます。また、冬の水やりは控えめにするようにしてください。
スクテラリアの名前の由来
スクテラリアは、小皿を意味するラテン語「スクテラ」に由来しています。これは、花の付け根あたりの「小さな皿のような形」の形状にちなんでいます。また、「小さな中世のかぶと」という意味もあり、花の萼の一部が、小さなかぶとの形に見えることからとも言われています。
和名では「○○タツナミソウ」と呼ばれていますが、これは花が一列に並んで咲く様子が「打ち寄せる波(立つ波)」に似ていることからついた名前です。
学名は「小さな皿」に、和名は「立つ波」に注目して名付けられているので、由来が少し違う視点になっています。
スクテラリアの花言葉と誕生花
スクテラリアの花言葉は「招く恋人」。その由来は、どの角度から見ても手で招くように見える、先端の開いた筒状の花の形にちなんでいると言われています。
また、「誠実」という花言葉もあります。こちらは、次々と伸びる枝先に花を咲かせ続けることにちなんでいます。
写真:花の四季さん(写真AC)
スクテラリアの花言葉:「招く恋人」「誠実」
スクテラリアの誕生花:6月9日
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