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ユキワリソウの特徴
ユキワリソウ(Liver wort)は春の到来を告げる山野草で
本州中部以西に分布して早春に他の花に先駆けて可憐な姿を見せます。
正確には高山のサクラソウ(桜草)の一種をユキワリソウと呼び
葉の形や大きさ、原産地などで区別されています。
花や葉が大きく、花形・花色の変異が多い(大三角草)
葉の先がとがっているものをミスミソウ(三角草)
丸いものをスハマソウ(洲浜草)
葉に毛が多いものをケスハマソウ(毛洲浜草)
花の中心に緑色の部分が有りますが、
これは雌しべで、それを囲んでいるのが雄しべです。
そして雄しべの背後に花びらがありますが、
花びらのように見えているのは萼と呼ばれる葉っぱが変形して色付いたものになります。
花色は白やピンク、赤、紫 など
花弁や花色に変異が多いために珍重され、江戸時代には競って栽培されました。
科名 | キンポウゲ科 |
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種類 | 多年草 |
別名 | ミスミソウ、スハマソウ |
原産地 | 日本、ヨーロッパ、北アメリカ |
高さ | 10~20cm |
花期 | 2月上旬~5月下旬 |
増やし方 | 苗、株分け |
ユキワリソウの育て方
鉢植えの場合、落葉樹林下のような栽培環境づくりを心がけます。
春は明るく日当たりのよい場所で管理し、暖かい日ざしの中で花を咲かせます。
花が終わり、葉の展開が始まったら、木もれ日の下や明るい日陰、
または50%の遮光下で、ゆるく風の流れる環境で管理します。
ただし、夏場の日差しは強く、葉やけを起こしやすいため、
80%くらいの遮光の日よけの下で管理するか、朝数時間日の当たる木陰や建物の影に置きます。
水やりは、多湿や停滞水を嫌うため、常に鉢土の表面が乾くころを見計らって、たっぷりと与えるように。
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ユキワリソウの花名の由来と花言葉
雪を突き割って咲くことから、この花名が付けられました。
地方によっては違う植物に使われることもあるようですが、早春を告げるたくましい花です。
厳しい寒さに耐えて、花を咲かせる姿から「自信」や「期待」などの花言葉がつけられ、
雪の下から顔をのぞかせる花姿は、いかにも「はにかみや」がピッタリといえます。
花言葉:「信じる心」「自信に満ちる」「高貴」「はにかみ」
誕生花:1月18日