黄色いスイセンのジョンキル

スイセン(Narcissus 水仙)の特徴と花言葉

スイセンの特徴

スイセンは、花弁の内側にラッパ状や王冠状の副花冠をもち
寒い北風の中、清楚な花姿と甘い香りで咲き誇り早春の到来を次げてくれる花です。

 
ヨーロッパから北アフリカの地中海沿岸地域に分布してる球根植物で
日本には平安時代に渡来。花壇や寄せ植えなどとして植えられています。

 
チューリップやヒヤシンスと同じような球根植物で、
一度根付くと自生して年々増えてゆく多年草のため
野生化した水仙の群生地もあり、関西では兵庫県の灘黒岩水仙郷などが有名です。

 
花色も白、黄色、オレンジ色など、カップの形によって、
ラッパズイセン、ジョンキルスイセン、八重咲きスイセン、日本ズイセン、口紅スイセンなど品種も多彩。

種類ごとに密に植えて咲かせることで、見事な鉢植えになります。

 
系統によって開花時期が異なり、早いものでは11月中・下旬から、
ラッパズイセンなどは3月から4月に開花します。

 
いずれも秋から初夏にかけて生育し、夏には枯れて休眠します。

科名 ヒガンバナ科
種類 多年草
別名 ナルシサス、セッチュウカ
原産地 イベリア半島、北アフリカ、地中海沿岸
高さ 10~50cm
花期 12~4月
増やし方 株分け、苗

 


 

スイセンの育て方

スイセンは砂質土壌を好み、水はけと日当りの良い場所で管理します。
強健種は半日程度の日当りでもOK。

暑さを嫌うので、夏は半日蔭で管理します。

 
ジョンキルスイセンや日本ズイセンは多少の霜にも耐えますが
ラッパズイセンは、寒さで花が傷みやすくなるので、窓辺などで管理します。

 
庭植えの場合の水やりは、ほとんど不要です。
しかし、冬の間も土の中では生育し続けているので、土壌がひどく乾いた場合は水やりします。

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしてください。

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スイセンの花名の由来と伝説

漢名「水仙」というは、中国の古典の「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙という」に由来し、水辺で咲く姿を仙人にたとえたものと考えられます。

 
学名「Narcissus(ナルキッソス)」はギリシア神話に登場する美少年の名前が由来とされていますが、もとの語源はスイセンの球根にある成分の「麻痺させる」という意味のギリシア語「narke(ナルケー)」からきています。

※スイセンは全草有毒で、特に鱗茎(りんけい)にリコリンなどの毒成分を多く持つ。

 
「Narcissus(ナルキッソス)」は神話のエピソードにより「ナルシスト」の語源になり、
花言葉の1つも「自己愛」となっています

美少年ナルキッソスは、その美しさ故にとてももてていました。

ある時、エコーという森の妖精もナルキッソスに恋をしますが、エコーは呪いによって相手の言葉を繰り返すことしかできず、ナルキッソスに侮辱され振られてしまいます。

それを見ていた復習の女神ネメシスは、ナルキッソスに呪いをかけ、ナルキッソスが自分自身しか愛せないようにしてしまいます。

やがて、ナルキッソスは水面に映った自分の姿に恋をし死んでしまいました。

その跡に咲いたのが一輪の白い水仙だったというお話です。

 

スイセンの花言葉

花言葉の「うぬぼれ」「自己愛」「報われぬ恋」は、水鏡に映った自分の姿に
恋をしてスイセンになってしまった美少年ナルキッソスの伝説に由来します。

 
クチベニズイセンの「すてきな装い」は、副花冠の紅色の縁どりが、
まるで口紅をつけているようにみえることにちなみます。

黄色いスイセンのジョンキル
写真:dronepc55<さん(写真AC)

清楚な白いスイセン
写真: tomasaさん(写真AC)

全般の花言葉:「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」「片想い」「自尊心」

・白いスイセンは 「神秘」「尊重」「自己愛」

・黄色いスイセンは 「もう一度愛して」「私のもとへ帰って」「愛に答えて」「気高さ」

・ラッパスイセンは 「尊敬」「報われぬ恋」

・クチベニズイセンは 「すてきな装い」「神秘」

・日本ズイセンは 「自己愛」

全般の誕生花:1月3日 1月4日 1月13日 12月29日

・白いスイセンは 1月3日 1月4日 1月13日 1月14日

・黄色いスイセンは 1月2日 1月4日 1月19日 3月1日 4月3日

・日本スイセンは 1月2日 1月3日 1月8日 12月30日

・ラッパスイセンは 1月13日 1月16日 1月19日 2月8日 2月9日 2月16日 2月22日 3月1日 3月7日 4月3日

・クチベニスイセンは 1月20日 3月4日 4月3日 12月30日

・フサザキスイセンは 3月1日

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