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ムスカリの特徴
ムスカリは青紫の小さな花が花茎に穂状に咲く育てやすい球根草花で、ブドウの房のように見えるユニークな形をしています。
花色は青や紫が一般的ですが、白、淡いピンク、黄などもあり、小さな花をよく見ると、一つ一つの花はベルの形をして、とてもかわいいです♪
日本では小型の秋植え球根として花壇や鉢植えなどに利用され、春に咲くチューリップなどの花と合わせるとよく引き立てあいます。
単体で植える場合はたくさん植えて密植してやると青い絨毯みたいでとても美しい花です。
科名 | ヒアシンス科(ユリ科) |
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種類 | 多年草 |
別名 | グレープヒヤシンス、ブドウヒヤシンス、ルリムスカリ |
原産地 | 欧州、地中海沿岸、西アジア~中央アジア |
高さ | 10~30cm |
花期 | 3~5月 |
増やし方 | 自然分球、苗 |
ムスカリの育て方
ムスカリは半日陰以上の日照がある水はけのよい場所を好みます。
暖効性化成肥料と苦土石灰を混ぜて土づくりをし、5cm間隔で2~3cm覆土が基本ですが、
ぱらぱらだと見栄えがしないので密に植えることをお勧めします。
水やりは、庭植えではほとんど必要ありませんが、鉢植えは用土が乾いたらたっぷり与えるように。
乾燥にも強く、常に湿っている必要はありませんが、蕾が出てから開花までは、水切れしないよう十分に与えてください。
6月から9月は水やりの必要はありません。
肥料は、開花後に追肥を施しておくと球根がより大きく太り、芽数もふえます。
3~4年は植えっぱなしでも元気で、花後に葉が伸びすぎて庭の美観を損ねる場合もあります。
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ムスカリの花名の由来
属名の学名「Muscari(ムスカリ)」は、香料の麝香(じゃこう)を意味するギリシャ語の「moschos(ムスク)」を語源とし、強い芳香を放つ品種があることに由来します。
野生のムスカリは、約40種類ほど分布していますが、古代からある品種の中には、ムスクに似た強い甘い香りのものがあります。
しかし現在 世界中で出回ってるムスカリはあまり匂いがしないようですね。
また別名の「ブドウヒアシンス」は、ムスカリの花が一見するとブドウの実のように見えることにちなみます。
ムスカリの花言葉
英名ではグレープヒヤシンス(Grape hyacinth)と呼ばれ、ブドウのような青紫色の花を咲かせるムスカリ。
花言葉の「失望」「失意」「絶望」ですが、ヨーロッパでは青い花を悲しみのシンボルと、高貴さのシンボルという2つのとらえ方をしますが、ムスカリは前者の典型といえます。
しかし一方、「明るい未来」「夢にかける思い」「通じ合う心」など、希望を感じる前向きな花言葉がいくつもあります。
これは、ムスカリが丈夫で誰にでも育てやすく、控えめでどんな花にもマッチすることに由来するものと思われます。
色別の花言葉はありません。
写真:ぷうさん(写真AC)
ムスカリの花言葉:「失望」「失意」「絶望」「通じ合う心」「明るい未来」「夢にかける思い」「気品」
ムスカリの誕生花:1月30日 2月2日 2月21日 2月26日 3月5日 3月7日 3月11日 4月22日 4月26日 4月28日