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クロッカスの特徴
クロッカスは球根植物で高さ10cm前後。小さいながらも存在感があり、霜や凍結にも負けずに元気に咲くキュートな花は早春の花として春の訪れを感じさせてくれます。
早春の、まだ雪の残るような時期に土を割って花を咲かせることから、
春を告げる花といわれてきました。
花は花径3~4cmで黄色の他紫いろ、淡紫いろ、白などの花色もポピュラー。
細い葉が伸びかけの頃、ひと株から3~4個の花を咲かせ、ヒヤシンスと同様に水栽培にもよく用いられます。
原種は80種ほどあり、クロッカスの代表格ともいえる早咲きクロッカスのベルナス種、
寒咲きクロッカスのクリサンサス種の他、園芸品種も多数育成されています。
科名 | アヤメ科 |
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種類 | 多年草(球根植物) |
別名 | ハナサフラン、ハルサフラン |
原産地 | 地中海沿岸 |
高さ | 5~15cm |
花期 | 3~4月 |
増やし方 | 球根、自然分球 |
クロッカスの育て方
クロッカスは秋植えの球根で10~11月に球根を植えると、根が伸び出し、
地中では新しい芽の成長が始まり、春に美しい花を咲かせます。
9月上旬に植えて11月に咲かせることもできます。
日当たりがよく、水はけのよい場所を耕し、暖効性化成肥料を土に混ぜこんで植え付けます。
地植えの場合、球根の間隔は3~5cmほど空け、3cmほど覆土して植えこみます。
地上部のない時期は日陰でもかまいませんが、
芽出しから開花後、葉が出ている間は、庭植え、鉢植えともに半日以上は日光の当たるところで管理します。
水やりは、秋から春まで、生育中は極端に乾かさないよう注意し、特に鉢植えでは十分に与えるようにし、5月末~6月頃に葉が黄色く変わったら掘り上げ乾燥貯蔵します。
地植えの場合は3~4年は植えっぱなしでも大丈夫です。
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クロッカスの伝説
クロッカスの花名はギリシャ語で「糸」という意味で、この花の雌しべの状態を表しています。
またギリシャ神話には、クロッカスにちなむ伝説がいくつかあります。
その一つは、美少年クロッカスと妖精スミラックスがあまりに仲むつまじいため、美少年クロッカスを花に、妖精をイチイの木にそれぞれ変え、ふたりの純粋な愛を残したという話。
もうひとつの花の誕生伝説では、美しい恋人クロクスの生まれ変わりの花とされています。
ヘルメスは泣き叫び、必死で探し回りましたが見つけた時にはクロクスは白い雪の中で血を流して死んでいました。ヘルメスは彼女が忘れられず春になり、その場所を訪れてみるとそこには美しい花が咲いていました。ヘルメスは恋人の生まれ変わりと信じて、その花にクロクスと名付けました。
クロッカスの花言葉
花言葉の「青春の喜び」は、欧米では春先に咲くので青春を象徴する花だとされているのが由来とされ
「切望」は早春に咲き、春を待ちきれない様から生まれました。
なお、花色によっても花言葉は違ってきます。
特に、紫のクロッカスをプレゼントで贈る場合は気を付けたほうがいいでしょう。
全般の花言葉:「青春の喜び」「切望」「愛をもう一度」「あなたを待っています」
・紫のクロッカスの花言葉は「愛の後悔」
・黄のクロッカスの花言葉は「私を信じて」
・白や赤のクロッカスは「青春の喜び」「切望」「愛をもう一度」「あなたを待っています」
誕生花:1月3日 1月5日 1月21日 1月31日 2月24日 3月9日 4月7日
※黄色ののクロッカスは 2月6日